子育て中のママが痛くなり易い危険な動作の対処法

子育て
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子育て中によく見られる危険な動作を、

少しでも楽に安全に行う方法を知れば、

子育ての苦痛をもっと減らすことが出来ます。

 

体が楽になれば、気持ちにもいくらか余裕が生まれます。

ちょっとしたひと手間、ひと工夫で、

子育てが楽になるような体の使い方の工夫を

いくつか挙げてみます。

 

 

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1.子供を抱き上げる

子供が小さい時期は、一番多い動作ですが、

ちょっとした工夫で安全で楽な動きになります。

 

お尻から上は立ったまま

まず、膝を曲げるだけで腰を落としてしゃがみます。

両肘をしっかり曲げて子供の両脇に手を入れます。

更に、

子供の腕をご自分の首に回し、抱きついてもらいます。

お互いの胸をなるべく近づけます。

 

ポイントは、

しゃがんだ際に背筋を伸ばしたままにして、

おへそを引っ込めずに、

お尻から上は、まっすぐ立っているときと同じ姿勢です。

 

<注>上記のようなやり方で、どこかに痛みが出るようであれば、

無理にやり続けると症状を悪化させます。

しばらく抱き上げるのは止めて、痛みの原因を治してからにしましょう。

 

2.抱っこ

立ち続ける、持ち続けるといった動作の複合が、

抱っこをするという動作になります。

 

買い物帰りにご近所さんとバッタリ出会い、

そのまま長い時間立ち話をしていて腰や脚がつらくなった

なんて経験はありませんか?

 

持続しての抱っこは、疲れます。

立っているだけでも普段から姿勢が崩れてしまう方は、

抱っこの時に、いつも以上に崩れた姿勢をとりがちです。

 

自分では楽なつもりでも、実際には、腰を中心に

あちらこちらに負担をかけるような立ち方になります。

 

自分は良い姿勢で立っている形を崩さない

お子さんにピッタリ体を寄せて、

なるべく空間を空けないようにして、

ご自分の重心に子供の体を近づけるように

抱いてください。

 

お互いの重心が離れれば離れるほど、

余計な力が必要になってしまいます。

 

3.あぐら載せ

お子さんをあぐらの中に落とし込み、

そのまま一緒にテレビを見続けたりしていませんか?

 

よくある姿勢は、

腰を丸めた姿勢で股関節を大きく開き、

両脚にはお子様の体重がかかり続ける。

というように、

とても脚と腰に負担のかかる姿勢になってしまいます。

 

※ 脚を投げ出した上に乗せる姿勢は、

両脚にまともにお子さんの体重がかかり

腰を丸める姿勢になりがちで、

後ろに手をついて腕を突っ張り続ける為、

更に負担が大きいです。

 

座禅を組むようにあぐらをかき、おへそを引っ込ませない

骨盤を立たせた状態にして、そこへお子様を座らせます。

お子様の姿勢も骨盤を立たせて座れるように注意します。

 

太ももの裏の筋肉の張りが強すぎると、

あぐら姿勢で骨盤を立たせるのが難しいです。

 

また、脚の筋肉をお子様の体重で圧迫し続けると、

血流が悪くなって、太もも回りの筋肉の柔軟性を

低下させます。

5分から10分程度ごとに、脚を動かしましょう。

 

4.膝つき

意外と多い動きですが、ついつい膝で移動し、

物を取りに行ったり、お子様の相手をすると思います。

 

普段からお母さんの脚は疲れています。

膝で歩くというのは、疲れた脚の筋肉に

上乗せで負担をかけます。

 

特に、硬いフローリング床の上でこれをやってしまうと、

朝起きたときに突然、膝が痛かったりします。

 

膝が固まったような感覚で動かせなくなったり、

動かし始めに痛みが出たり、

ひどいと坐骨神経痛かと思うような症状が出ます。

 

座布団やクッションを置き膝への衝撃を和らげる

なるべくやらないに越したことはないのですが、

やむを得ないときには、膝の下にクッション性のあるものを

敷きましょう。

もしくは、

バレーボールの膝サポーターをはめると良いです。

我が家では、ウレタンのパネルクッションを

敷き詰めて対処しています。

 

パネルクッション購入時の注意点

たいてい1枚が30センチ、60センチ四方で4枚セットで

売られています。ニトリ、ホームセンター、西松屋などに

置いています。

購入するときは、一気にまとめて買った方が良いです。

どこも定期的につなぎ目の形を変更したり、色を微妙に変えたり、

厚みやウレタンの密度を変えてくるので、

後から買い足そうと思ったときにガッカリさせられます。

 

 

5.横座り

女性がよくやる座り方ですが、

股関節や骨盤、そして腰をくねらせることになり

関節にとても負担をかけます。

更に、

くねらせた背骨の上に頭が載ることになるので、

首に偏った負担がかかり肩こりをひどくします。

 

更にひどくすると、

顔の筋肉のバランスまで変化してしまい

左右で顔が非対称になってしまうこともあります。

口元が左右で高さが変わることもあります。

 

横座りを長年続けると、場合によっては、

顎関節症といった顎の異常にもつながります。

 

横座りはやらない

体勢を崩したくなったら、

子供との遊びに夢中にならずに、

”ながら”ストレッチがお薦めです。

 

柔軟体操のポーズを順番にとりながら、

その姿勢で子供と遊ぶことで、
  • ついでにママの柔軟性確保ができる。
  • 同じ姿勢をとる辛さから逃れられる。
  • 横座りの害を防止できる。
といったメリットがあります。

 

以上、参考になるところがあれば幸いです。

 

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